2011年2月16日水曜日

北方領土・竹島・尖閣の日本固有の領土は「法と正義」を貫き貫くその為の政治を構築し直す

西村眞悟氏時事通信より
2011年2月13日 http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=598
14日より http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=599

1.前原外相と民主党の行為は過去の歴史に学ばない、民主党は左翼政権とはわかっているが本当に日本をロシアに売り渡す行為で呆れるばかり


2011年2月13日 http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=598より


 昨年の
北方領土と沿海州におけるロシアの極東最大の軍事演習とそれに続く
ロシアのメドべージェフ大統領の北方領土不法入国、そして、同大統領の部下高官をたびたび北方領土に送り込んだ上での、同領土に関する「戦略的地域」宣言と軍備増強の指示(二月九日)は、常管内閣の無策を見越した先手である。


 その背景に、鳩山・菅内閣と民主党幹事長が作り出した日米関係の空洞化がある。さらに、菅内閣の昨年九月以来の中国への無策、屈服がロシアの露骨な攻勢の引き金となっている。
ロシアと支那は、対日関係において連動することを忘れてはならない。


百十余年前を想起されたい。
まず第一に、以夷制夷(夷を以て夷を制す)、借刀殺人(刀を借りて人を殺す)そして遠交近攻(遠きと交わり近きを攻める)は、支那民族の特性である、このことを忘れてはならない。


 我が国は、明治二十八年(一八九四年)四月十七日、日清戦争の講和条約である下関条約を清国と締結した
しかし、同月二十三日、ロシア、ドイツフランスは、いわゆる三国干渉を行い、我が国は列強三国の力の前に屈服し、清国から割譲を受けた遼東半島を返還した。
これが、東亜五十年の禍根と言われる三国干渉である。


 この下関条約締結直後の三国干渉は、
清国が日清戦役開戦前からロシアの介入を期待してきた結果である。
この三国干渉に接し、


清国高官は驚喜し、締結直後の下関条約を廃絶するためにロシアや英国に領土を割譲してでもロシアや英国に長崎や横浜そして大本営のある広島を攻めさせようとの主張を展開した(以夷制夷、借刀殺人)。


その後現実に、清国(李鴻章)は露清密約を締結し、ロシアに満州を売り渡し(ロシアの満州横断鉄道建設容認)、対日共同戦線を作ることをロシアと約した。
この露清密約が、満州と朝鮮へのロシアの南下を促し
明治三十七年(一九〇四年)の日露戦争へと極東情勢を動かしてゆくことになる。


 以上の百十余年前の図式を念頭に置いて


昨年来の中国の東シナ海進出と尖閣侵略、そして、


ロシアの極東での軍事演習と大統領の北方領土への侵入を眺めれば、これらは決して別個の問題ではなく、
伝統に従って連動していることが分かる。


百年前の三国干渉は、支那が願望してロシアが乗り出した。


昨年の尖閣は、支那が乗り出してロシアが連動してきた。
両者の切っ掛けは、「日本の屈服」である。


そこで言う。
百十余年前のこのロシアと支那の連動を断ち切って我が国が危機を克服する方策は何であったのか。
それは、臥薪嘗胆である。
つまり、屈服の屈辱を忘れず、危機を克服するために相手に勝る力を確保することを誓うこと、である。


 しかるに、現在、菅内閣は、百十余年前と一切替わらない「力の信奉者」である相手、ロシアと支那に対し、我が国の力の背景である
日米関係を空洞化させながら、防衛予算を減額しているのだ。


つまり臥薪嘗胆の反対をしている
しかも、対中、対露宥和姿勢を崩していない。これは既に中ロに対する奴隷的隷属である。
この現内閣である菅内閣の姿勢は、百年の禍根どころか、我が国の滅亡を促す売国的無策というほかない。


さて、その菅内閣の外務大臣が、今ロシアに行っている。
何をしにロシアに行っているのか。
北方領土の「日露による経済共同開発」の提案である。
彼ロシアで記者団に答えて曰く。
「(日露共同開発は)私から申し上げたものであり、向こうから言われてやる類のものではない」だと。
馬鹿!
そもそも「私から申し上げる類のものではない」のだ。
さらに彼は、年内に、日露企業幹部の円卓会議を開催することで同意し、それに合わせて夏にもまたロシアを訪問すると約束したという。
こいつ、外交交渉ではなく、金儲けの売り込みに入ったのか!
この程度の兄ちゃんを外務大臣にしている民主党内閣こそが、
亡国内閣なのだ!
北方におけるロシアの大攻勢という背景を前提にすれば、この前原外務大臣のロシア訪問と、彼が「私から申し上げたこと」は、まさに売国だ。


2月14日http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=599より
さらに言う対露外交不能だと、そして大道を明らかにする


 昨日の本通信に、外交不能と書いた。
前原外務大臣がロシアでしていることは、外交ではない、と書いた。
 そして、昨夜、NHKの北方領土問題特集を観た。その中で、対露外交、特に北方領土返還交渉を担当した二人の外交官、丹波氏と東郷氏がインタビューを受けていた。


丹波氏が、法と正義つまり四島一括返還要求を貫くべしとの持論を展開すれば(一括返還論)、
東郷氏が、四島一括返還ではロシアは一切相手にしない、まず二島(歯舞・色丹)の返還を受けて次に国後・択捉返還に進むべきだと主張した(二島返還論)。


彼らは各々、この持論を以て外交官として対露交渉に当たったのである。
その担当の時期の順序は、まず丹波氏が先で、その不首尾を受けて東郷氏が登場したという形だ。


従って、昨夜のNHKでも東郷氏が政治家とともに「現実論」を模索したというニュアンスになっていた。
 そして、特集は、ロシアがプーチン時代に国境を接する中国を含む八カ国と国境線確定の合意に達したこと、それによって中露の国境地帯のロシア側では中国の進出によってロシアが経済的に潤い中露蜜月時代が訪れ始めたような光景を映して終わった。その映像は、ロシアとの領土問題を解決できない日本だけが取り残されていくという印象を与えていた。


 しかしこの特集の終わり方は、国民に対して領土返還問題の本筋を曖昧にし、我が国の対露交渉方針に悪影響を及ぼしかねない。
これでは、ロシアから、さすがNHK特集だ、ありがとう(オーチン ハラショー、スパシーバ)と誉められる内容である。


 そこで、このNHKの特集を前提にして、対露領土返還に関する主張として、丹波さんの一括返還論と東郷さんの二島返還論のどちらが「現実的」かを述べておかねばならない。その現実的か否かの基準は、もちろん、我が領土が返ってくるか返ってこないか、である。


私の結論。
ロシアに対しては、丹波さんの
「法と正義に基づく断固とした一括返還論」が現実的である。東郷さんの「まず二島返還から」という方針が非現実的である。
前者は、返ってくる。後者は、返ってこない。


 では何故、丹波路線で何の成果もなかったのか。
それは、我が国政治が、領土が具体的に我が方へ動き出す前に、ロシアの欲するものをロシアに与えたからである。
では何故、東郷路線が非現実的なのか。
それは、相手がロシアだからである。


 ロシアは、相手が譲歩したと見るや、そこからさらに譲歩を迫ってくる。そして、そのさらなる譲歩要求に乗らなければ二島も返らないと思わせられ、さらに譲歩を重ね、結局気がつけば二島も返らない。これがロシアの交渉ドクトリンなのだ。


従って、NHKは、昨日の特集で、プーチン大統領の初期の日ソ共同宣言を尊重する旨の発言を取り上げていたが、彼が後に、ころりとその反対を言い始めたことも明確に放映するべきであった。そうすれば、番組においても二島返還論の非現実性が明らかになったであろう。


 さて、NHK特集には、前原外務大臣も出演していて、何かしゃべっていた。しかし、丹波路線で行くのか東郷路線で行くのか、曖昧で分からない。唯一分かるのは、「ロシアと日本の経済協力関係を親密にして日露の友好を深めればよい」と言うことだけだ。
この日本の外務大臣の訪問をロシア側から見ればどうなる。
「ロシアが欲するものを頼みもしないのに持ってきた鴨」だ。


まことに、ロシアを知らず、過去の日露交渉から何も学んでいない。


売名のためだけにロシアに行く日本にとって危険な外務大臣と言われるべきである。


国家としてのロシアは、
「まず一方的にロシアの利益だけを主張する。それに誰も異議を申し立てないならば、ロシアの権益を拡張する。
相手が抵抗し、国際社会もロシアに批判的になり、このままごり押しを続けると、結果としてロシアが損をすることが明らかになったときだけ、国際協調に転ずる」(佐藤 優、元外務相主任分析官)。


この度、ロシアに行った前原君に対してロシアはどういう態度だったか。ロシア外相は、まさに「一方的にロシアの言い分を主張した」。それに対して、前原君は、北方領土の日露共同開発を申し出た。
昨日も書いたが、一体これが外交なのか。
スーパーマーケットの係長がロシア出店のお願いに行ったのか。


 さて、NHK特集では、中露国境付近で中露が経済的に潤い始めてロシア人大喜び、日本だけが乗り遅れている、かの如きイメージを映し出していた。
しかし、言っておく。


歴史的に、中国とロシアが仲良く共存などできない。


ロシア語では、中国人のことをキターイと言う。
言わずと知れた隙あらば東から西に侵入してきた遊牧民、契丹のことである。
ロシア人は、キターイが一番嫌いだ。


 昨年秋、ウラジオストックから日本に留学して日本政治史を勉強している女子学生が、日本のことを教えてほしいと訪ねて来た。


ウラジオストックのロシア海軍将校の娘だった。モスクワに行ったことがないという。モスクワどころかバイカル湖にも行ったことがないという。彼女にとって、極東のロシアが故郷なのだ。彼女の故郷のことを尋ねてから彼女に言った。


 「気をつけろよ、既に東のロシアには中国人があふれかえってきている。このままでは、彼らはイナゴのようにさらに押し寄せてくる。そのうち、東のロシアは中国人だらけになるぞ」
その時、彼女の顔は引きつったようになった。
すると、日本と仲良くすべきだと再度思ったのか、彼女は、


ロシアと日本がもっと友好を深めるにはどうすればいいのかと質問してきた。そこで言った。


「まず、第一に、ロシアが我が国の北方領土を返すこと。
次に第二、ロシアが日本の領土を返すこと。
第三は、ロシアが日本の領土を返すこと。これが全てだ。
ロシアがこれをすれば、その日から日露は友達になる。」


 また彼女に言った。
「日本人は外国の文学の中で、ロシア文学を一番多く読んできた。ロシアの権力ではなく、ロシアの民衆と日本は敵対したことはない。トルストイの戦争と平和に出てくるプラトン・カタラーエフという素朴な農夫をロシア人も愛するし日本人も愛する」


 そして、彼女を近くの泉大津にあるロシア兵墓地に案内した。そこには、日露戦争の時、旅順要塞で日本軍と戦い捕虜となって日本の堺・高石に作られたロシア兵捕虜収容所で亡くなった七〇数名のロシア兵の墓がある。その墓地は、
百年を経ているのに、今も付近の人々によって、毎日きれいに清掃されて花も添えられている。その墓地に手を合わせて彼女に言った。
「これが日本人だ」と。


 さて、「対ロシアの権力」という本論に戻って結びを述べたい。


 ロシアに対しては、先に紹介した元外務相主任分析官佐藤 優氏の見解を前提にして、


徹底的にこちらの主張を貫き断じて譲らない。そして、


国際社会でのあらゆる機会を逃すことなく、ロシアの我が領土の不法占領を非難し続ける。


もちろん、返還がなるまでロシアに何も渡さない。


つまり、
我が国は領土における「法と正義」を貫くのだ。


もちろん、
北で「法と正義」を貫き、南の尖閣でも「法と正義」を貫き、竹島でも貫く、その為の政治を構築し直す。


これが我が日本の再興への大道だ。


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2011年2月14日月曜日

ロシアとの喧嘩はこうやれ 元反ソ闘士の元リトアニア議員の指南

ロシアとのけんかの仕方を、元リトアニアの犯ソ連議員が教えてくれています。


侵略と不法占拠を続けるロシア、竹島を不法占拠し次に対馬を狙っている韓国、日本人を特定失踪者含め約500人を拉致している北朝鮮、尖閣・沖縄・日本列島全体を中国の自治区にすると侵略を公言している中国。


外国人参政権を、地方で次々に成立させて、日本国土の侵略の手助けをする民主党、公明党を筆頭に、かの国の工作員として働く多くの外国人、日本人工作員を取り締まるスパイ防止法を早く成立させる事が重要となる。過去、自民党のスパイ防止法案を潰した民主党、左翼議員はスパイそのもの。


ロシアと韓国については、国際司法の法廷に出てくれば違法性は明らかなので、領土返還に応じるまで、彼らの違法性を世界に訴え続けていかねばならない。
今後、情報戦に日本は積極的になって日本を護らねばならない。
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MSN産経ニュース2011.2.13 14:50 より
ロシアとの喧嘩はこうやれ
 元反ソ闘士の指南
ロシアとの喧嘩はこうやれ 元反ソ闘士の指南
ビタウタス・ランズベルギス欧州議員、
元リトアニア最高会議議長
(ランズベルギス事務所提供)
前原誠司外相の12日までのロシア訪問で、ロシア側は北方領土をめぐる強硬な立場を改めて示した。前原外相には、


今後も日本国の立場を正々堂々と訴える気骨を持ち続けてほしい。


リトアニアで旧ソ連からの独立運動を指導したランズベルギス欧州議員(78)は、1月のインタビューで


「(北方領土返還を)要求する権利は日本にある」


「日本がロシアを恐れる根拠は全くない」


と語っていた。1月25日付の産経新聞が掲載したランズベルギス氏の発言要旨を紹介する。(モスクワ 遠藤良介)


ロシア帝国主義


 ソ連はこの20年間、地政学上は存在しないように見えるが、政治文化の点では部分的に残存している。ロシアは植民地の喪失を受け入れられずにいる帝国であり、頭の中は帝国のままだ。ロシアは政治、経済、軍事の面で“パートナー”を従属させようとしており、これ自体が「ロシアの脅威」だ。


 ロシアはリトアニアに対する懲罰として、2006年から石油パイプラインを閉鎖したままであり、欧州で最も高い価格の天然ガスをわが国に売っている。ロシアは資源を政治的武器として使っており、わが国はロシアへのエネルギー依存から脱する道を真剣に探っているところだ。


日本も脅迫


 軍事的脅威も現存する。リトアニアは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国であるにもかかわらず、わが国の国境付近でのロシアの軍事行動はたいへん活発だ


 隣接するロシアの飛び地、カリーニングラード州には不均衡かつ不適切な軍事力が配備されている。


 ロシアは07年、やはりNATO加盟国であるエストニアに国家の全コミュニケーション手段を錯乱させるサイバー攻撃を試し、それを08年のグルジア紛争でも実践した。


 新しい形態の武器がNATO加盟国に対して使われており、われわれにはこの面での安全保障も重要だ。


 また、ロシアは近隣国の反発を押し切り、フランスの著名なミストラル級強襲揚陸艦4隻を手に入れようとしている(昨年12月に露仏が共同建造で合意)。


これは防衛兵器ではなく、沿岸国に対するたいへんな攻撃兵器だ


 周辺国の頭にけん銃を突きつけながら経済や政治の交渉をするために、ロシアはこうした兵器を欲しがっていたのだ。


 ミストラル級の1隻は北方領土向けとされており、彼らはバルト諸国やグルジアのみならず日本も脅さねばならないと考えているのだろう。


日本は自尊心を


 友人や対等のパートナーは必要なく、自国が恐れられていなければならないというのがロシアの価値観だ。


ロシアに対しては自らの尊厳をもって向き合わねばならない。小国には懲罰を受ける懸念からそれが難しいが、


日本がロシアを恐れる根拠は全くない。


 1991年1月にソ連がリトアニアに武力介入した「血の日曜日事件」の後、アイスランドは真っ先にリトアニアの独立回復を承認した。この時のアイスランドですら、ロシア(ソ連)を恐れなかったのだ。


 日本には(北方領土の返還を)要求する権利があり、ロシアには力がある。


2つの“文明”、考え方の対立だ。リトアニアのケース(ソ連に対する独立回復要求)でもそうだった。ソ連指導部は我々に権利があると理解はしていたが、力が彼らの側にあった。


 領土問題はロシアの思考(回路)が変わる時、ロシアが小さな島々よりも日本と協力する利益を評価するようになった時に解決するだろう。


どれだけの時間がかかるかは分からない。

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2011年2月3日木曜日

たかじんのTV番組で有名在日中国人宋文洲氏に尖閣領土主張の中国人の本質を見た

 1月30日の「たかじんのそこまで言って委員会」を見て、私も時々テレビに登場する普段紳士的な態度の在日中国人 宋文洲氏が西村氏の実際にあったエピソードを1万%嘘嘘嘘と大声でわめきだしたとき、やっぱり中国人に紳士は少ないと実感した。テレビで見ていた「たかじんのそこまで言って委員会」のファンは同じ思いをしたと思う。


 昨年秋の放送で「たかじんのそこまで言って委員会」の中国に関するのアンケートであなたは中国が「嫌いですか」、「大嫌いですか」の二択の質問があった。普通、「好き」か「嫌いか」を聞くところがこの番組は反中国の色合いが強いので、また関西人特有のユーモアを感じさせる質問で思わず笑ってしまった。


 上記のTV番組の質問と重なっていることに気がついたが、中国人には2種類の人しかいないと言う西村氏。石平さんや鳴 霞さん達は別として、


「悪い中国人」と「非常に悪い中国人」しかいない


という。


 尖閣領土問題、チベット、ウイグル人権問題で、自分のご都合主義で突然他人の物を自分の物と大声で言い張るのは中国人の本質である。


 困ったことに、そんな世界の常識が通用しないヤクザのような独裁国家中国が、金と巨大な軍隊を持つと、隣国である我が日本は防衛力を高める必要があることをヒシヒシと感じる。


 中国の支配下にある売国民主党政権から、いち早く国防増強と経済力復興、教育再生に力を発揮できる政権樹立が急務である。
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西村眞悟氏時事通信2011年1月29日より

やっかいな在日中国人

昨日、よみうりテレビの「たかじんのそこまで言って委員会」の二週連続の収録があった。それに出演させていただいた。放映は、一月三〇日と二月六日だ。


そのなかで、一月三〇日放映分に関してちょっとコメントしておきたい。


つまり、私と出演した中国人の言い争いになって、それが如何に編集されるかわからない、というより全部放映するのは困難と思われるからだ。


 番組は、「中国と如何につき合うか」という課題から始まった。この冒頭の課題の問題意識は、中国のGDP世界第二位確実という経済の成長を前提にして、如何に中国とつき合うか、ということである。


 そして、宗文洲(そう ぶんしゅう、四十七歳)という日本に留学してそのまま帰国せずに日本で会社を興し、大いに成功した人物が出演して中国のこと日本のことを語った。
 
 彼は、現在中国と日本を往復しながらマネージメント・アドバイザーをしている。つまり、日本企業の中国進出、中国で工場を建てるためのアドバイザーをしている。著書に「やはり変だよ日本の営業」や「ニッポン型上司が会社を滅ぼす」、「うまい逃げ方」などが並んでいる。


 そこで彼がレクチャーを始めた。著書の表題からも分かるように、
日本人を啓蒙してやるという視点からのレクチャーである。


曰く、「中国で成功する日本人はえらい」とか
「中国人に騙される日本人は馬鹿だ」とか。


司会の辛坊さんが、
「中国に数億投資したら、そのうち半分を飲み食いに使われた」とか


「出店した店の商品を従業員にトラックで運び出されて横領された」とかの事例を挙げると、


彼は、中国は人口が多いから悪い奴は日本人の十三倍いる、という受け答えをしていた


そして、彼が「日本は社会主義です」というので、


私が、
「アホなこと言うな、何故日本が社会主義なんだ」と反論した


また、私は、「貴方は騙される日本人は馬鹿だというが、騙す中国人が悪いんだ、日本人と中国人は違うんだ」と言った


 私の感想は、こういう在日中国人に、高額のアドバイス料を支払って中国に工場や商店を進出させようとする必要はない。また、既に進出させている日本人経営者は気の毒だ、と言うことだった。


 そこで、彼に、私の友人の息子の中国人とのエピソード(前回の時事通信)を紹介して、これは中国人から見て当たり前なのかどうか質問してみた。次の通り。


 「僕の友人の息子の同級生に中国人がいる。彼といるとき、息子が自分のポケットに手を入れると五百円玉が入っていた。
息子が『あれ五百円入っていた、何故入っていたのだろう』とつぶやくと、横にいた中国人の同級生が『それ、ぼくのだ』と言う。その理由は『自転車の修理に五百円かかるから』、
そこでその息子は『アホ言うな』とあっけにとられた。


 中国人から見て、この中国人同級生の言い分と行動は自然のことなのか」
すると彼は、その私の発言を、嘘だと言って激しく私を非難し始めた。


 私が、嘘ではない本当の話だ、と言っても一切受け付けず、私が嘘を言っていると主張して譲らない。そして、そういう嘘を言う者は下品だと言った。
私も激しく言った。


 中国共産党は、突然尖閣諸島は「中国のものだ」と言い始めた。


人のものを突然自分のものというのは、中国人に特有のことなのかと思はせるエピソード
だったので聞いてみたのだ。


 根拠もなく人の言ったことを嘘だと無礼なことを言うな。
彼は相変わらず、嘘嘘嘘の一点張り。


 双方激しく言い争う中で、私は思った。これが中国人だと。そして、立っていってカメラの前でこいつを殴ろうという誘惑が湧いてくるのを感じた。すぐ殴りに行きたがる、これが日本人なのか。


 よって、「中国人とは何か」という具体的な実例が彼と私との期せずして起こった「けんか」により番組で明らかになった次第だ。


 はっきり言っておきたいが、
中国にものを売るのはいい、しかし、


中国に工場を進出させるのは辞めた方がいい。


中国人の日本国内への受け入れもほどほどにすべきだ。


 文化大革命時代で明らかになったように
家族相互の密告を奨励して自分以外は敵と教えられ、さらに言論を統制されて中国共産党の一党独裁下で生きてきた現在の大陸にいる中国人。


 そこに、明治の日本人が観察した上は


皇帝から下は一兵士まで、公物、公金を横領し横流しするのは、当たり前と思っている数千年変わりようがない中国人が複合されるとどうなるか。


二種類の中国人しかいなくなる。


「悪い中国人」と


「非常に悪い中国人」


の二種類だ。


 これは、
多分、中国人が最も実感していて同意することではないか。
以上、短文ながら。私も、明日三十日、
「たかじんの『そこまで言って委員会』」、
如何に放映されるか楽しみ。


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